いざ!高野山へ!(2)

本日はいよいよ高野山へ向かいます!

ちなみに白浜町で宿泊したホテルが

とてもステキだったので

ちょいとご紹介を。

Bakery Hotel Shirahama さん。

パン屋さんに併設されたホテルです。

共用部にはキッチンや

PC作業が捗りそうなデスクがあり

長期滞在するのにも便利そう。

2階のテラス席も気持ちが良く、

朝7時半からは

焼きたてのパンを購入することができます。

どのパンもおいしそうで迷う。

淹れたての珈琲と共に

焼きたてサクサクのパンをいただく。

普段は朝食を食べないのですが、

あまりにおいしそうなパンを見てしまい

我慢できずに購入してしまいました。

(しかも2個も…)

夜もまた雰囲気が良く、

昨夜撮った写真をちょっと載せますと、

 

なにやらキラキラにライトアップされた木や、

温泉もありました。

お部屋も広くてオシャレ。

小さめながらちゃんとした冷蔵庫もあったので、

やはり長期滞在のお客さんがたくさんいるのかも。

共用部では外国人のお客さんもチラホラ見かけました。

白浜町に来るならまた泊まりたいなぁ

と思うくらい良きホテルでしたよ♪

それでは本日、というか今回の旅のメイン、

高野山へGo!

途中、

寄り道好きなワタシのレーダーにひっかかったのは

奇絶峡(きぜつきょう)という絶景スポットです。

一旦通り過ぎたのですが、

なんだかとても気になって引き返してきました。

田辺市にある奇絶峡には

大小たくさんの奇石が点在していて

写真の赤い橋「滝見橋」の先には「不動の滝」が、

そして山の上の方を見上げると

巨大な一枚岩に刻まれた「磨崖三尊大石仏」があります。

こちらが不動の滝。

一直線に流れ落ちる様が清々しい滝です。

滝見橋から少し歩くと

深い緑色の澄んだ淵が。

そして山の上を見上げると、

「磨崖三尊大石仏」が見えました。

あんなに高い崖にどうやって彫ったのでしょうか。

三脚がなかったのでちょっと手ブレしていますが

淵の端にも小さな滝がありました。

岐阜県や長野県の川もきれいだけれど

それに負けないくらい和歌山県の川の水も澄んでいます。

寄り道してみて良かった!

そしてやっと到着した高野山

まずは今も空海さんがいらっしゃるとされている

奥の院から見ていきます。

御廟への参道を歩き始めてすぐに、

親鸞さんのお墓がありました。

親鸞さんといえば浄土真宗の宗祖だよなぁ。

高野山には他宗の宗祖のお墓もあるのか。

 

親鸞さんのお墓は、

高野山の他にも

京都の大谷本廟、 新潟県上越市の浄興寺などにあるそう。

御廟を目指し、

更に奥へと進んで行きます。

 

 

高野山は、遺跡なんだなぁ。

東南アジアの遺跡にはいくつか行ったことがありますが

日本国内のこういった雰囲気の場所には

あまり来たことがありませんでした。

国内にもまだまだ知らない場所がたくさんあるのよね。

今から1200年以上も前、

空海さんは白黒2匹の犬に案内されて

高野山まで来たそうです。

周囲を1,000m級の山々に囲まれた高野山は

山上盆地となっていて、

その光景を見た空海さんは

「真言密教を広める伽藍を建てるのにふさわしい場所だ」

とお喜びになったそう。

空海さんは今も、

この先にある御廟(ごびょう)にいらっしゃると信じられていて

高野山にお勤めしているお坊さん方によって

日に3回、お食事がお供えされているとのことです。

奥の院の御廟橋から先は写真撮影が禁止となっています。

空海さんがいらっしゃる御廟の周囲には

金色の蓮の花の装飾品がたくさん置かれ、

とても厳かな雰囲気でした。

実際に来てみて、見ることができて良かった。

おかんの念願も叶いました。

奥の院を見学した後は

高野山真言宗の総本山・金剛峯寺(こんごうぶじ)へ。

受付けにて拝観料をお納めし、

お堂内へと進みます。

 

金剛峯寺内の襖絵は撮影禁止ですが、

その他の場所は基本的に撮影OKみたいです。

高野杉の切り株、すごい太さですね…!

 

金剛峯寺の境内には

いたるところに杉の木があります。

杉の木の中に建つお寺なんだな。

 

 

 

建物内はとにかく広く、

しかもどの場所も床が隅々まで

きれいにお掃除されています。

金剛峯寺にお勤めのお坊さん方が

日々、磨いているのでしょう。

順路の最後には台所跡が。

この釜、ひとつで約7斗(1斗=1升の10倍)のお米が炊けるそう。

3つの釜で2千人分のお米が炊けるんだって。

当時、金剛峯寺には2千人もの人々が働いていたのか。

現在も相当な人数が勤務しているのでしょう。

 

 

 

あまり時間がなかったので

広い境内を駆け足で見学。

そして高野山で見ておきたいもう一つの場所へ。

壇上伽藍(だんじょうがらん)です。

奥の院・金剛峯寺・壇上伽藍の3ヵ所は

初めて高野山に来たならぜひとも巡っておきたいところ。

壇上伽藍は、

空海さんが高野山で最初に整備した場所なのだそう。

 

 

拝観終了時間ギリギリだったので

ここも駆け足で見学。

時間が足りない…!

この朱色は、青空に映えるだろうな。

 

 

 

ここまで巡ってきた奥の院から壇上伽藍まで

全て金剛峯寺の境内、というか、

山全体が境内なのだそうです。

広…!

だいぶ時間が足りなかったですが

なんとか高野山の主要3カ所を巡ることができました。

高野山を見終わったおかんは、

「今度は高知県の室戸岬に行きたい」

と言い出している。

室戸岬は、青年時代の空海さんが

悟りを開いた地なんだって。

そのうち高知にも行くことになりそう…。