知床の流氷を求めて②

おはようございます。

只今、朝の5:30。

羅臼の夜明けを見たくて

早起きしました(・∀・)

ゲストハウスの部屋の窓からは

こんな絶景が。

海の向こうにうっすらと見える島影は

国後島

です。

ズームレンズで撮ってみると

こんなかんじ。

起きたてのぼんやりした頭が一瞬にして覚醒するような

神々しい景色です。

ちょっと外に出てみたくなった。

あぁ、なんて綺麗なんだろう。

最果ての街の夜明け。

寒すぎて5分も外にいられない!

けどずっと見ていたい!

羅臼は10年に一度くらいの大雪で、

早朝から除雪車が大活躍しています。

歩道に集められた雪がワタシの背丈よりずっと高く、

道路に立つと、

海は雪の隙間からちょこっとしか見えません。

写真(静止画)では伝わりませんが、

雪が舞い上がるほどの風がふいています。

予定では朝、

流氷を見るためのクルーズに出ることになっていましたが、

強風で中止。

風の流れで羅臼には流氷がいないそう。

そして、

知床半島の羅臼から見て反対側にあるウトロには

流氷がビッシリと来ているみたい。

朝ごはんを食べたらウトロへ向かうことに決まりました。

羅臼の港をちょっとだけ見学し、

ウトロ目指して出発!

根北峠が通行止めになっているため、

大回りして野上峠経由でウトロへ。

根北峠を通れたら2時間でウトロ入りできるところ、

倍の4時間かかりました。

羅臼はうっすらと晴れ間があったのに

峠道あたりで天気はドン曇りに。

どうせだったら青空のもと流氷を見たいんだけどな~。

と、思っていたところ、

峠を越えてそろそろウトロだよってタイミングで

なんと晴れ間が!

そしてウトロの街に到着した頃には

ピーカンになりました!

ウトロに歓迎されたようで嬉しい♪

旅人おすすめの「栗じゃがいも」のグラタンで腹ごしらえをしてから

ついに流氷とご対面!

はいっ!

きましたぁぁ~!!!

夢にまでみた知床の流氷が目の前に!

今まで国内のいろんな場所へ行って絶景をみてきましたが、

感動値でいうと1,2を争うかもしれん。

この日の流氷はかなりビッシリめに詰まっていて隙間がなく、

まるで雪原のように見えました。

どこまでが浜でどこからが海なのかわからないほど。

流氷ってもっと、キラキラした氷の塊みたいに見えるのかと思っていたけど

実際は流れ着いた氷の上に雪が積もって

広い広い雪原みたいに見えるのね。

一生に一度見られれば満足、と思っていましたが

毎年毎年この時期に知床を訪れて

流氷を見続けている旅人さんの気持ちがわかった。

ここで、

寝袋にくるまりぬくぬくしつつ、

ただ流氷を眺めるだけ、という贅沢すぎるアクティビティ

流氷浴

なるものを体験しました。

1時間ほど、ボ~っと流氷を眺める。

これは人によって価値観がわかれそうですが、

ワタシはかなりハマりました。

あたたかい飲み物のサービスもあり。

至福のひとときです。

奥にある岩の方では、

波に合わせて流氷が動いているのが見えます。

何時間でも見ていられるなぁ。

帰りの飛行機を予約していなかったら、

ウトロにもう一泊していこう!

と言いたいところでした。

記念に旅人さんに撮ってもらった「流氷とワタシ」。

帰りたくない・・・。

あっという間に流氷浴終了の時間となり、

女満別空港へ向かう前に

「プユニ岬」へ立ち寄り。

ここは、夕陽がとってもきれいに見える場所です。

だが夕陽の時間までココにいたら飛行機に乗り遅れちゃうので

また今度リベンジしよう。

ちなみにわたしたちが流氷浴をしている1時間はピーカンでしたが、

その後お天気は下り坂に。

晴れ女の力ここでも発揮したり。

プユニ岬のあとはコチラも憧れの場所

流氷が見える駅「北浜駅」へ。

ちょっともう薄暗いですが。

北浜駅の駅舎の隣には、

流氷を見渡せる展望台があります。

のぼってみる。

晴れていれば目の前に知床連山が見えるらしいが、

本日はご覧のとおりなにも見えません。

海の方を見てみても、

流氷なのか海が凍っているだけなのかわからん。

えっと、

ここもまた明るい時間帯にリベンジということで。

駅舎の中の壁には、ここへ来た記念に旅人たちが

各々の名刺を貼りつけて帰るようです。

そうか、次回は名刺を持って来ないと。

来年の宿題がどんどん増えていくなぁ。

そろそろ空港へ行かないと本当に飛行機に乗り遅れてしまう。

素晴らしき2泊3日の道東の旅でした。

この旅中、車のハンドルをいっさい触らなかった自分。

普段は疲れていたり、わりとしんどい時でも

大丈夫大丈夫、運転するよ!

と、がんばりがちになってしまうのですが、

旅慣れている方と一緒だと自然と甘えることができました。

※どこかで給油しているタイミングに呟いた

「そういえば僕、昔、雪道でスリップして川につっこんだことがあって・・・」

とのお言葉には少々背筋が凍りましたが 笑

そしてやっぱり、

一緒に旅するなら写真好きな人がいいということも再確認。

それも「撮りたいな」と思うポイントが似ている人だと

更に嬉しい。

今回はその辺がバッチリとハマった旅でした。

う~ん、

控えめに言って、

最高